15歳だった−
メーカー 原画 シナリオ
ああかむ 吉澤友章 関戸ゆいぎ




総合点数 オススメ シナリオ CG BGM システム
125 80 20 10 5 10






過去と未来のクロスオーバー

 青葉と〜
青葉

茉理
 末莉の〜

茉理
  イケてない
 エロゲーレビュー〜♪

青葉
実に一ヶ月近く放置されていたコーナーなのだわ(−−
青葉

茉理
なにも某薔薇少女のモノマネをしなくても(^^;;
そんな事はどうでもいいから久々にレビューするわよ。
さっさと作品の紹介をしなさい。

青葉

茉理
今回取り上げるのは同人サークルのああかむさんの「15歳だった―」です。
タイトルもそうですが内容もかなり異色の作品だったようですね。
そうね、私もプレイ前は援交モノのエロ重視の作品と思ってタカを括っていたけど実際は180度違う作品だったわ。システムもシナリオもこれだけ練られていたのには驚いたわね。
青葉

茉理
システムは確かに興味深いですよね。メインキャラの少女の書いた「手記」とその少女を目撃した人の「目撃証言」、そして少女自身の体験した「体験」の3つの選択肢から話が進んでいく訳ですが・・・。
正直、最初から違和感はあったんだけど終盤近くになってようやく「ああ、そういう事なのか!」と納得させられたわ。そしてあのエピローグでしょう? 見事に製作者の思惑に嵌まった感じだったわね。
青葉

茉理
その辺りを具体的に聞きたいですがネタバレになりそうですね?(^^;;
肝心な所は端折るけどシナリオとシステムは連動しているから一緒に説明してしまうと、さっき小娘の言った3つの選択肢はそれぞれ別の視点から語られていたのよね。
青葉

茉理
そうだったんですか? 確かに「目撃証言」は違うというのは解るんですが・・・。
かなりネタバレになるから詳しく言えないけど、重要なのは3つの選択肢は別の視点の話の上に時系列も違うということね。だから話を進めていくと3つの時系列が接近して徐々に話がかみ合う様になってようやく物語の真相が理解できる仕掛けになっているのよ。しかも情報も断片的になっているからクリア後のエピローグを見てようやくある程度の真相が判る仕掛けも面白かったわ。
青葉

茉理
かなり凝った作りになっていたんですねぇ〜。それだけ拘っていれば確かに後を惹く作品と言うのも解りますね。
それではシナリオについてもう少し語って欲しいんですが。
最初に言ったけど初めは援助交際を題材にした作品と思っていたけど物語がかみ合い始めると完全に一変したわね。
青葉

茉理
一体どんな風になったんですか?
簡単に言ってしまうと親子の愛情をテーマにしていたのよね。よくよく考えればOP冒頭の台詞はまさしくそうだったし(−−
青葉

茉理
こういうハードな内容の作品で純愛とかがテーマのものは多いですよねぇ(^^;;
それでも中盤まではかなりハードな作品だったから全然解らなかったけどね(−− Hシーンの大半はアレなモノが多かったし何よりエピローグを見るまで確信出来なかったわ。絵的な問題もあったからそんなに面白い作品と思わなかっただけに後半はかなり楽しめたのは収穫だったわね。それにしても内容はかなり難解だったのと完結していないのが好みの分かれそうなところだけど(−−
青葉

茉理
確かにエピローグを見ると続きがありそうな感じですし、「少女」の付き合っていた方も結局解らず仕舞いですから。あとはクローン技術に関係した事も結局明かされていませんし、最後のエピローグで探偵さんに仕事を依頼した人も気になりますね。次の新作は今回登場した探偵がいるから関係しているのでしょうか?
それは知らないけど出来ればスッキリしたいから続編なり出してもらえると有り難いわね。
青葉

茉理
それでは最後に青葉おねーさんの感想を聞かせてもらえますか?
いかにも同人らしい作品だったわね。商業では扱いきれないテーマや設定があって、しかも手軽に楽しめるのは非常に強みだったわ。その気になれば1日でクリアできる容量でこれだけ濃密な作品を作ったのは凄いと言うしかないわ。

まあ万人受けする作品じゃないとは思うけどね(−−

青葉






シナリオ

実質5時間程度で攻略できる長さのシナリオにみっちりと積み込まれた設定と伏線は凄いと言うしかないでしょう。しかも時系列を過去と未来から追って見せる展開にも痺れましたね。ネタバレになりますが「手記」と「体験」の少女が別の人物と解った時はかなり驚きましたが・・・そしてラストとエピローグでこの複雑な物語が解消されて実に気持ちよくラストを迎えられたのはライターさんの技量の凄さが窺い知れましたね。とりあえず1度プレイしただけでは物語の全容が理解できないほど複雑なのには脱帽です。

そしてウリの1つとして「少女」の声優を担当したまきいづみさんの功績も大きかったです。いつもの明るい作品しか知らなかっただけにこんなハードな作品でもしっかりと声の魅力を出していたのは驚きましたw


原画・CG

ぶっちゃけ言うと原画の吉澤友章さんはそれほど好きじゃないんですが・・・ってこれと同じ原画家さんなんですか?(;´Д`)  あまりに絵柄が違うのでちと驚いています・・・・・・。
(訂正・見間違えていまして本編の原画はvanillaさんで、作品の劇中に出てくる作品の原画を吉澤友章さんが担当しています。)

それはさておきHシーンの多さはゲームのボリュームと比べても相当多いですね。実にCGの9割方はHシーンですから。しかし和姦シーンもありましたが圧倒的に陵辱シーンの方が多いのでその手のエロが苦手な人には辛いかも。いずれにしても好みが出る絵ですので注意しましょう。


システム・操作性

なんと言ってもウリである3つの選択肢による視点の切り替えはシナリオを活かす上でも重要でしたね。それだけに全体のシステムが使い辛くレスポンスが悪かった事が悔やまれます。それは同人だからといってしまえばそれまでではあるのですが・・・・・・。


オススメ度

序盤のハードなHシーンの連続からミステリー色が強くなり、最後には純愛方向に持っていく技量といい商業作品では滅多にお目にかかれない様な内容の作品である事は確か。こういう作品を低価格で楽しめる所に同人作品の良さが出ていますね。容量の多さやCGの美しさだけを競って作られたような商業作品よりも余程楽しめるでしょう。個人的には時間を割いて考察するだけの価値を秘めていると感じさせた作品でしたね。


My Favorite's

あえて名前は書きませんが主人公兼ヒロインの「少女」でしょう。

彼女が何を求め、何を見つけたのかが作品のテーマにもなっているだけに実に興味を惹きましたね。それにしても最後の選択肢の意味はなんだったのでしょう? 個人的に気になりますが。




2007年06月05日 草薙静流




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