あやかしびと
メーカー 原画 シナリオ
propeller 中央東口 東出祐一郎




総合点数 オススメ シナリオ CG BGM システム
155 80 20 15 20 15






最後は怪獣大戦争




 6月のオススメ作品アンケートで1位になった作品だったので当然の如く遊んでみようかと思ってショップに行けども既に

 売り切れ(;´Д`)  たまたま名古屋まで逝く機会があった時にようやく中古ショップで定価同然の価格でようやく買えました。

 つまり、それくらい人気のあるタイトルという事なので期待を持ってプレイしましたよ、ええ。 体験版もかなり楽しめたので

 本編も面白いんだろうなと思ってね・・・・・・。







 ■一乃谷 刀子シナリオ



 本編が始まって早々に愁厳刀子が一心同体の体質という事をバラしてくれます。

 まあ想像ついてたから別に構わないといえばそうだけど、イマイチ味気なくアッサリとネタ明かししちゃうんですね(´・ω・`)



 さて序盤の八咫烏との戦闘が終わって無事に学園での生活が待っているわけなんですが・・・・・・。














 お前らほのぼのし過ぎ

 じゃないのか?!(#゚Д゚)






 まあ最初の学園に蔓延っていたドラックに関しては良いんだけど、その後に刀子に付き纏っているストーカーの話はかなり

 辛かったなあ・・・・・・いや、話そのものは決して悪くないと思うんですが、いかんせん主人公の双七すずは追われている

 身分なんだから、そういった話しが挿入されてくると思っていただけに拍子抜けするどころか緊張感が無くなってしまって

 途中で萎えてしまったよ・・・・・・('A`)





 というか、ドミニオンの連中は何処へいったんですか?





 いま思うとこの連中が全然登場しないから緊張感もありゃしないんですが・・・・・・。



 そんな学園モノで終わってしまうと思われた刀子シナリオも一乃谷神社に封印されている妖怪と刀子愁厳の秘密についての

 話が出てきて俄然面白くなってきましたよ〜ヽ(´▽`)ノ










 いや〜めっちゃ興奮するわ〜(*´д`*) 










 ようやく黒幕であるが一乃谷神社に封印されている逢難を開放しようとして封印を守るために刀子と戦う辺りから怒涛の

 展開。 戦いの最中に実は殆んど破られていた封印内部から逢難刀子の身体を乗っ取ると、封印された原因である

 戦闘に。 これも打ち破った刀子@逢難の元に駆けつけた双七との戦闘中にまたしても双七の身体を乗っ取ったものの、

 かろうじて自我を保っている双七八咫烏達に追われる羽目に(;´Д`)  しかもすずにも拒絶されて絶望感いっぱいの哀れな

 双七(´д⊂ 

 そんなところに持ってきてドミニオンのイカれた4人組に見つかって終われて捕まった挙句にボロボロに痛めつけられて

 致命傷まで負って死ぬ間際になって逢難を受け入れた双七大変化します。






 ここからが私が「あやかしびと」で

 最も盛り上がった展開が続きます(ぉ
 
   






 逢難を受け入れて驚異的な回復力で復活した双七によって一奈以外の3名はアッサリと八つ裂きにして終わり(何

 ・・・・・・出番が大してなかったのに当時要して直ぐに殺されるとは何の為に登場したんだかw

 しかし、殺されたけど何気に美味しい役どころだったのが光念兄弟でしょう。 特に兄の一兵衛を庇う為に双七の凶刃を

 身を挺して受けた輝義の台詞が、












 







 何 こ の カ ッ コ い い 台 詞







 とても敵でしかもやられ役の台詞とは思えないんですが( ゜д゜)

 その後駆けつけてきた九鬼 耀鋼と戦闘になるけど、空気の読めていない一奈の援護による攻撃で隙が出来た九鬼は結局

 倒されて終わり(ぉ
  でもこれで終わらないのが「あやかしびと」の良いところw

 双七@逢難が去った後に自分のミスで倒された九鬼の死体を蹴っ飛ばした挙句にナニまで触ろうとした一奈は何故か

 復活した九鬼の手にかかって殺されたシーンは笑ったよw



 この後は刀子の提案によって双七@逢難を誘き出して自らの精神世界で双七逢難を分離すると最後の戦いに。

 圧倒的不利な状況で唯一残された人妖としての力で自ら取り込んだ刀の力によって逢難を追い込んでトドメを刺したのが

 精神世界で散々殺されて双七の身体を乗っ取った際に一緒に取り込まれた愁厳だったのも判っていたにも拘らずに

 興奮した。

 そして再生できないほど傷ついて消滅しかかった愁厳との最後のやり取りは良かったなあ・・・・・・双七刀子が去った後の

 愁厳の独白と涙は私自身が泣きそうに(´д⊂                                                      







 ■トーニャシナリオ



 これまた早い段階でトーニャがロシアの諜報員という事がわかるのは如何なものか(;´Д`)  

 トーニャ自身は結構キャラ的には美味しい設定なんですが・・・・・・如何せんデザインが(ぉ

 特に萌えるはずのふわふわしたトーニャなんか、ねぇ・・・・・・そりゃ確かに可愛いといえばそうなんだけど、普通のエロゲーを

 やりなれている私は逆に萎え萎えなんですが('A`)



 そんな萎え萎えトーニャも日常シーンは結構楽しかったですね〜♪

 犬猿の仲であるすずとのやり取りとか学園シーンとかの描写は良かったですし、逆に諜報員としての活動も妹を救うために

 必死になっているトーニャも切羽詰っている感じが出ていてるのも○。



 トーニャシナリオの中盤以降は同胞のウラジミールが実は米国との2重スパイと解り、怒り狂ったトーニャウラジミール

 戦う羽目に。 結果として傷を負ったトーニャ双七に保護される訳ですが。 

 そしてトーニャは実は利用されている事実とすずを奪取する為に人妖の技術で開発したチェルノボグを投入する事がわかると   

 ウラジミールと協力して戦うことに。

 まあ予想通りチェルノボグ自体は大して強くなかったものの、愁厳チェルノボグとして改造されたトーニャの実妹サーシャ

 よって捕らえられると、サーシャの実践テストとしてトーニャとの実の姉妹同士で戦うことに・・・・・・ここでピンチのトーニャ

 救ったのがウラジミール!!



 いや〜、良い味を出してましたねぇ〜>ウラジミール



 最初こそ、オタクを知らない人間が想像するような典型的なキャラクターだったのに最後は自分を犠牲にしてトーニャ

 救い、更にはトーニャをずっと騙していた事を詫びて死んでいく様は本当の漢を見ましたよ(´д⊂

 当然怒り狂ったトーニャによってサーシャは返り討ちにされますが・・・・・・。




 そしてここで登場するのがやっぱり出番の少なかったドミニオン(ぉ



 生き残りのチェルノボグを殺しつつ追っていた双七を発見して捕まえようとするドミニオン3人を足止めするために意外な男が

 登場。




 その名は愛野 狩人(何




 此処まで単なるお笑い担当と思っていた狩人が人妖の能力を発揮してドミニオン3人を足止めするところにも男気を

 感じますね。 しかも双七の「何で助けるんだ?!」という問いに「お風呂に入れてくれただろう」ですよ・・・・・。



 カッコ良過ぎだって(´∀`) 



 狩人が時間を稼ぐ間にウラジミールの作った脱出ルートに従って廃港まで逃げてくると追いついたキチガイ一奈

 追い詰められる双七。 またしても絶体絶命のピンチという時に救ってくれたのが、





 九鬼 耀鋼キタ━━(゜∀゜)━━!!!!!





 そしてオチが当然付くんですが、






 またしても九鬼の手によって葬り
 
 去られてしまいますがな(;´Д`)>一奈






 クライマックスは予想通り九鬼 耀鋼との一騎打ちのド突き合い(ぉ 

 最終的には人妖能力を発揮して戦術勝ちした双七でしたが・・・・・・ここの辺りで何故九鬼さんが一奈を殺したか理由らしき

 ものが出てきましたね・・・・・・まあ殺されても同情できるキャラじゃなかったけど。



 あと後半のクライマックスからエンディングの件については些か味気なかったですね・・・・・・折角、諜報員というネタバレを

 最初にしているんだからそれをメインにすれば良いと思うんですが・・・・・・最後の戦闘シーンは良かったけれど、それ以外は

 あまりたいした事のないシナリオだったかな。







 ■飯塚 薫シナリオ



 別名九鬼 耀鋼シナリオと言ってもいいくらいにの出番が少ないシナリオでした。

 というか、






 九鬼が目立ちすぎじゃないかと(;´Д`)  






 ・・・・・・ていうか自体が詰まんない設定地味なのでキャラ的に魅力自体なかったしねぇ〜('A`)

 シナリオの展開は序盤で登場しなかったドミニオン内部の『百鬼夜行』と呼ばれるクーデター計画を知った

 調査をしている間に既知外一奈が何者かによって殺害されてしまうんですが・・・・・・。





 当然、犯人は九鬼先生なんですが(ぉ





 しかも今回は召し上がってしまったらしく>マテ


 これまでも人間味は少なかったのに、シナリオ序盤で早々に人間を辞めちゃったみたいです((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 間の悪い事に一奈殺しの罪をかけられたは神沢市まで部下の比留賀と共に逃亡。

 怪我をしたために入院したの元にすずが訪れるんですが。





 ここからダークすずシナリオにスイッチ(ぇ





 双七の初恋の人物と同時に双七を裏切った現場を目撃しているすずを許せる訳もないので言霊を使って徹底的に

 精神的に痛めつける方法で復讐するシーンはかなりハード
でしたねぇ・・・・・・なまじ暴力に訴えないからタチが悪いったら('A`)

 勿論すずの陰湿なイジメを知らない双七は献身的にをサポートしていくんですけど、逆にすずの怒りを買ってしまう訳で。

 最後は双七を連れて逃げ出した理由を話して一件落着したと思ったところにドミニオン登場。

 しかし、それらから守るために登場するのがここまで全っ然登場しなかった加藤虎太郎先生w

 あっという間にドミニオンを蹴散らすものの、九鬼先生の前に敗れ去って双七は捕まってしまいますが。



 そうして虎太郎と、虎太郎に助けられて惚れてしまった零奈の3人でドミニオン本部を急襲して双七を助けるんですが。














 ぶっちゃけ面白くなかったですね





 その最たる原因は怪物になった九鬼先生が弱すぎ(ぉ

 ついでに言えば黒幕の一人である双七に暗示をかけただけで最後は命乞いの投降で生き延びてるし・・・・・・何より

 肝心の自身に感情移入するほど好きには慣れなかったしね・・・・・・。







 ■如月 すずシナリオ



 このシナリオだけはあえて感想のみで語らせていただきます。










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        Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
       /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :何故ラストがそうなる・・・
      / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄





 ぶっちゃけ言うと詰まらなかったですよ('A`)



 よくもまあ最後のお話をああいうクライマックスで締めくくるとは・・・・・・まさかラストが怪獣同士の戦いとは

 誰が予想できただろうか・・・・・・だって、あのラストのちょっと前まで素手でド突き合いしていたんだから・・・・・・。

 更に言えばシナリオ自体が全然面白くなかったです。 まあその原因は結局すず自体に魅力が無かったことと、妖狐としての

 力を失って「あやかしびと」となってから登場回数すら減ってしまった事は大きかったね。



 そしてエンディングなんですが・・・・・・。

 トゥルーエンドに関しては難しいところですねw ご都合主義のオチになってしまいますけど、やっぱり物語的にハッピー

 エンドの方が気持ち良いですからね〜。 ただ、私的にはすずの為というよりも八咫烏静珠の為のエンディングといった

 感じだったのは複雑ですね・・・・・・(^^;;

 個人的にはノーマルエンドの2つの方が好みではありましたが(ぉ







 ■総評



 面白かったけれどもシナリオ全体を通すと一貫性の無さは致命的。

 これに尽きるでしょう。

 キャラクターの魅力や設定、世界観、演出は確かに一流といっても過言でない出来でした。 

 しかし、肝心のシナリオの展開はそれらを活かしきれるほど上手く作られていませんでしたね・・・・・・その際たる要因は

 肝心の敵役があまり活躍しないことでしょうか。 確かに後半は出番はあるものの、前半と中盤は殆んど出番がないせいか

 盛り上がる場面が少なかったですし、後半が急展開になるのもこの辺が原因でしょう。 そして黒幕であるも見せ場も

 ないままラストに行きますからね・・・・・・。



 あとは女性キャラの魅力のなさは何とかして欲しい(ぉ

 エロゲーでこれでは致命的。 もともと原画がニトロ出身の人ですから解っていた事ながらもやはり実際に買ったエロゲーの

 ヒロインがこれでは・・・・・・(;´Д`)  

 ただ、代わりに必要以上に男性キャラの見せ場が豊富。

 結果としてそれで満足している私がいますが>マテ



 そんな訳でエロ目的で買うと失敗する作品であり、熱い作品がお好みなら満足できる作品というのが今回の「あやかしびと」

 プレイした結論です。









原画・CG

 原画担当はニトロプラスで活躍していた中央東口さん。
 これ程この作品にハマる原画さんも居ないでしょうけど、やっぱりというかエロゲーで最重要課題である
 女性キャラの魅力があまりにも欠けていたこと
でしょう(かなり遠まわしの表現で)

 その代わり、男性キャラの魅力は余すとこなく現している辺りを考えると、女性キャラ担当の原画家を
 雇えば良かったんじゃないのかなぁと思ってしまいますが・・・・・・(^^;;


 
音楽・BGM

 この作品の題材に合わせたんでしょうけど、BGMのタイトル全てが妖怪の名前を付ける辺りに遊び心が
 あって好きですねw しかも楽曲自体もかなり良かったので大成功といったところですか。

 あとED曲の「in the break of dawn」歌い手さんが男性ボーカルというのも珍しいですね。
 (まあ私が知らないだけで多いかもしれませんが)
 個人的にはベストチューンでした。


オススメ度

 やはり問題となるのがエロと燃えのどちらを取るかで違ってくるでしょう。
 とはいえ全体的に世界観とキャラ設定がしっかりと作られているので遊ぶ価値は十分あります。
 長編シナリオなのでじっくりと楽しむ方には最適な作品だと思いますので少し高めの点数を。

 ただし、今は入手し難い上に中古でも高い価格なので余裕があるときに楽しみましょう。


My Favorite's

 敵、味方に関わらず男性キャラが味があって良かった。
 これだけで納得してしまう自分が些か悲しいので女性キャラなら文句なしで一乃谷 刀子でしょう。
 シナリオも全編通してバランスが良かったですし、キャラクターとしても女性的でありながら、ちゃんと
 嫉妬もするし、照れたりする仕草も可愛かったですからねw


  



2005年12月6日 草薙静流


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