ましろ色シンフォニー
-Love is Pure White-
メーカー 原画 シナリオ
ぱれっと 和泉つばす / 都桜和 おるごぅる / 保住圭 /
北川晴




総合点数 オススメ シナリオ CG BGM システム
140 75 15 20 15 15






居心地良い世界なれど

 青葉と〜
青葉

茉理
 末莉の〜

茉理
  イケてない
 エロゲーレビュー〜♪

青葉
やっと新作が一段落付いたから昨年の作品を崩していこうと思うわ。で、最初の作品がぱれっと「ましろ色シンフォニー(以下、ましフォニと略)」よ。
青葉

茉理
ましフォニは結構話題になりましたから気にはなっていたんですよねぇ〜。
じゃあレビューするから簡単にあらすじの紹介でもしなさいな。
青葉

茉理
はい、それでは…。

主人公の瓜生 新吾さんが通っていた学校が統廃合により近くの女子校と合併することになりました。その際の仮統合期間のテスト生として選ばれた新吾さんは女子校のクラスに編入することになりましたが想像以上に女子校側の拒否反応が強く雰囲気が悪くなっていくクラスの為に奔走することになります…。
今回のましフォニって今までにない設定だったわね。女装して女子校に潜入するとかじゃなくて正式に女子校に編入する訳だから。
青葉

茉理
そうですね、設定としては目新しかったですよねぇ。

では青葉おねーさんに今回のましフォニの感想などを聞きたいのですが…。
まず言わせてもらえれば、あらすじにあるように女子校と統合される云々の設定があまり活かされていなかったのが残念ね…それが活かされたのが個別ルート直前までと桜乃シナリオぐらいだったし。もっと女子校的なノリや設定を活かすようなシナリオにして欲しかったわ(−−
青葉

茉理
確かに…それとお金持ちの女子校という設定にしてもあまりそういう風にも感じられませんでしたね(^^;; まあリアルでそういう学校があるとすればあんな感じなのでしょうがw
それはまあ大したことじゃないから良いんだけど私が気になったのはどちらかと言えば主人公の性格よね。
青葉

茉理
新吾さんですか? 
どちらかというと万能タイプのモてる主人公さんでしたよねぇ。
コイツの設定で「空気が悪いことに耐えられない」というのがあって場の雰囲気を読む性格とかあるけど、実際にましフォニの中では過剰にまでに空気を良くしようとして奔走している時点で空気読めていないわよね?(−− それに空気を読みすぎていて変に優等生ぶっているところも鼻に付いたわ〜。
青葉

茉理
言われてみれば空気を良くする為にここまで尽力するのはちょっと異常というか偏執的ですよね(^^;;
ちょっとここでシナリオの話に入るんだけど、ましフォニって基本的にシナリオがあって無いようなものだし、キャラクター重視の作品なのよね。そのせいなのか主人公の内面変化の描写がかなり多い気がするわ。
青葉

茉理
そういう意味では新吾さんが変わっていくのが作品のテーマになっていますよね。
それはヒロイン達もそうなんだけどね。これはアンジェシナリオで語られていたけど、幼少期の体験から空気を良くする為に自己犠牲にまで発展している主人公を『歪んでいる』と表現していたけど、言ったアンジェ本人も奉仕することに偏執していたしね。
青葉

茉理
言われれば愛理さんと紗凪さんは男性に対しての偏見、桜乃さんは兄妹の価値観、みうさんは愛した者に対する恐怖心でしたからね(^^ そういう意味ではましフォニ新吾さんとヒロインさん達が互いに影響を受けて変わっていくお話ですよねぇ。
だからキャラ同士の会話がメインで進むからシナリオ的には殆ど無いに等しかったわね。その割にやたら長く感じたのはテンポが悪かったからだけど…(−−
青葉

茉理
せっかくなのでシナリオのお話を聞きたかったのですが無いのでは無理ですかね(^^;;
いや、言いたいことはあるから喋るわよ(−−
まず気になったのがやっぱり主人公が空気を読みすぎている点よね。どんなヒロインのシナリオでも空気を読みすぎているから山場がなくて淡々と進んでしまっているから面白味に欠けてしまっているわね。

青葉

茉理
あ〜、それは確かに…その意味では間違いなく優等生なんですけどね(^^;;
でも私が違和感を覚えたのはみう先輩シナリオですね。4人のヒロインさん達のシナリオの中ではすっごい違和感のあるシナリオでしたが…。
アレだけシナリオが違っていたし、何より主人公の性格が異なっていたわね(−− 最後にプレイしたのもあるんだろうけど完全にキャラが変わっていたわよ? あのシナリオ担当したの絶対におるごぅるよね(−−
青葉

茉理
特にHシーンでは自重という言葉が見あたりませんでしたからね…空気が読めるはずなのに翌日隼太さんに相談したりしていますし(^^;;
それ以外にもみうシナリオは他の3人とはかなり違っていたわね。特に視点が頻繁に入れ替わるのは他のシナリオと同等だけどそれが第三者の紗凪から語られる場面が多かったのは興味深かったわね。
青葉

茉理
どちらかというと紗凪さんシナリオと呼んでも差し支えないくらい出番が多かったですからね(^^;; だから紗凪さんが攻略できない不満が多いのは納得ですがw
とはいえ紗凪の気持ちに全く気付かない主人公の空気を読む能力もたいしたことないなとは思ったけどね(−−
青葉

茉理
そうですね…(^^;;
ただ残念なのが面白いと感じたシナリオがみうアンジェの2つだけだった事ね。残り2名は可もなく不可もないといった出来だったのはねぇ…メインの2名があまりパッとしなかったのは頂けなかったわ。
青葉

茉理
露出が多かったお二人でしたからね(^^;; それでも悪くはなかったんですけどねぇ…。
まあ詳細は↓の方で語るでしょうから今回はこの辺で終わりね。
青葉

茉理
ではまた次回お会いしましょうね〜♪






シナリオ

 シナリオは平凡といった感じ。ボリューム的には大した量ではなかったはずなのにやたらと時間が掛かったのはテンポが悪かったからでしょうね。ギャグも山場もないシナリオなので繰り返しプレイしていると飽きてしまうのが難点。設定も統廃合を活かしているとは言えずこの辺は工夫が必要だった気がします。雰囲気は良かったんですけどね(^^;;

 今回は3名のライターが居ましたがおるごぅるさんが担当したと思われるみうシナリオは明らかにましフォニの中で異端でした。紗凪視点で語られる部分が多く、殆どみうとの恋愛というより紗凪の失恋物語といった感じでしたね。内容にしてもおるごぅるさんの色が前面に出ていてキャラの性格まで変わっていましたね…愛理が相変わらず男嫌いだったのには違和感を覚えてしまったわ。

 あと声優のキャストについてはかなり演技が良かったですね。特にサブキャラを担当したユキチ大好き風音さん大活躍だったなと。動物キャラのぱんにゃの演技は本気出し過ぎw あの食事シーンは腹筋が痛かったですね。


原画・CG

 最初聞いたときは驚いてしまった原画の和泉つばすさんでしたが世界観と雰囲気にマッチした美しさには文句の付けようはなかったですね。ぱれっとさんお得意の後ろ向きの立ち絵もしっかりと描いていたのも良かった(特にぱんにゃを頭に乗せているみうの後ろ姿は笑ってしまった)。キャラクターも動き回りイベントCGの見せ方にも工夫していて飽きさせなかった点も評価出来ますね。

 あと期待していなかったHシーンがかなりエロかったのは想定外の収穫。ライターにおるごぅるさんがいたのもあるでしょうがかなり力が入っていましたね。特に初体験時にほぼ失敗する主人公には笑ってしまいましたが一度クリアしてからの愛し合う過程はエロくて良かったですよ。しかも複数Hシーンも用意されていて満足できたのも大きかったです。

 ただ、これだけ良かった絵的な部分で残念だったのが挿入されているSD絵が雰囲気を壊してしまっていたことでしょう。都桜和さんは漫画も買うほど好きな方ですがましフォニの中では違和感バリバリでした…ギャグとして描きたかったんでしょうが面白くもないシーンで挿入されてもねぇ…。


オススメ度

 やはりキャラゲーとしての完成度は高いですね。ですからヒロインが気に入ったのなら買う価値はあります。但し、シナリオはないに等しいので要注意。個人的に見所はヒロインと主人公が互いに支え合って変わっていく描写が描かれている点でしょう。人を傷つけるものがなく周囲が見守っている感じが非常に良かったですね。

 その中でも主人公の歪んだ部分をピックアップしているアンジェみうシナリオはかなり楽しめるでしょう。特にみうシナリオ終盤ではホロリとさせる展開は秀逸でした。


My Favorite's

 悩ましい選択でしたがアンジェリーナ・菜夏・シーウェルになるかなぁ。

 とにかく騒がしい子でしたが場の雰囲気を良くするという点については主人公より良かった気がしますw 有能メイドだったのが主人公を意識し始めてからドジっ娘メイドになったのは笑えましたね。

 次点は言うまでもなく天羽 みうです。特にあのお母さんは反則でしょうw FDが出るなら攻略対象に入れて欲しいくらいに可愛らしかったです。あと乾 紗凪も当然良かったですけどね。




2010年05月08日 草薙静流




戻る