置き場がない!
メーカー 原画 シナリオ
あかべぇそふとつぅ 有葉 / ikki 健速




総合点数 オススメ シナリオ CG BGM システム
120 70 10 15 15 10






健速的主人公の極み

 青葉と〜
青葉

茉理
 末莉の〜

茉理
  イケてない
 エロゲーレビュー〜♪

青葉

茉理
さて今回取り上げる作品はあかべぇそふとつぅさんの「置き場がない!」です。
これが注目されていたのはシナリオライターに健速を起用している事ね。腕のある人だからどんな風になるか注目していたけど、最初設定を見た時、内容がギャグっぽくて不安になったけどね(−−
青葉

茉理
今までシリアスな作品ばかり関わっていましたからね(^^;; 
その点は手探り状態だったと思いますが…。
で、肝心の内容だけど…やっぱり不安が的中した感じね、色々と(−−
でも健速らしさも十分出ていた不思議な作品とも言えるわ。

青葉

茉理
やっぱり最初にシナリオの話を聞きたいのですが、設定も含めてどうでしたか?
まずシナリオだけど、共通シナリオまではドタバタコメディモノとしてそれなりに楽しめたかしらね。ただヤルセナイザーを活かせていたかは微妙だったけど(−− それでも鳩子の作ったコレジャナイザーとの戦いは割と面白かったけどね。
青葉

茉理
お約束の爆発オチでしたけどね(^^ そういう意味では鳩子さんのシナリオは私は楽しめましたよ〜。
それについてはあとで色々と言いたいことがあるから取っておくけど、ロボモノとして設定が活かせていたシナリオってシャノン鳩子の2人だけだったわね…しかもシャノンはシリアスだったし。少なくても私はギャグを期待していたからこの点は残念だったわ…。
青葉

茉理
確かに思ったよりもロボを活かしているという印象はなかったですね。ヤルセナイザーさん自体はキャラが立っていましたからもっとドタバタにしたら面白かったと思うんですが(^^;;
シナリオはどうにも中途半端で物足りなさは感じるのは仕方ないと思うわ。しかも私的に予想外の展開が多くて、良くも悪くも期待を裏切ってくれた感じね(−− それの原因が主にキャラクターの設定にあった気がしてならないわ。
青葉

茉理
ああ…言われてみれば個別シナリオになったらヒロインさん達の印象がかなり変わった感じですねぇ…。
特に顕著だったのは鳩子天音だったわね。単にデレるだけじゃなくて性格まで変わってしまっているわよね(−− 鳩子は妹化するし、天音星至に依存体質になってしまうし。
青葉

茉理
あと私には恋歌さんも性格が違っていましたね。天音さんのシナリオではあんなに潔く身を引くとは思わなかったですね(^^;; 共通シナリオでは天音さんと対立していたのにまさか個別シナリオでくっつける為に働きかけるとは予想外すぎましたw
アレは私も驚いたわね…アレだけ犬猿の仲だったのにまさか身を引くとは思わなかったわね。でも最大の違和感というか、如何にも健速らしい作品という意味では主人公の天ノ川 星至の設定だったんじゃない?
青葉

茉理
私から見ると普段は大人しいけどいざとなったら漢らしい部分もあって魅力的と思いましたけど…。
そう? なんだか私にはこの主人公はとっても気持ち悪かったわね。例えるなら笑顔でトンボや蝶の羽を毟っている感じだったけど…(−−
青葉

茉理
そ、それは流石に言いすぎという気がしますけど(;´Д`)  
だって、この主人公のドライな部分って凄いと思うわよ? 親友の住友恋歌に痛めつけられて気絶した時は絶対に見捨てずに助けているのに、肝心な時は「別に大丈夫でしょう」と言ってアッサリと見捨てていてちょっと怖かったわよ(−− それ以外にも変に冷静な判断を下す時があって、割とシビアな面があったのも確かよ。
青葉

茉理
い、言われるとそういう時も結構ありましたね…。
何より私が一番嫌だと思ったのがシャノンシナリオの時ね。あの時の主人公の独善的な性格にはかなりウンザリさせられたわね(−−

特に友達とか言っていたはずなのに、シュラウディアージャネットと初めて対峙してヤルセナイザーを引き渡せと交渉を迫った時に迷っているのは如何なものよ…友達を売り渡すつもりだったんじゃないの?

何より嫌いな展開だったのが初めは自分の住む町の範囲で進めていた話が、友達の力を利用して自分の正義感と自己満足の為に町を飛び出してしまった事よ。この時点で既にギャグにならないのが決定してしまってガッカリしたわ(−−

青葉

茉理
自分でどうにかしたいけど出来ない、でも友達の力を借りれば何とかなるというのは気持ち自体は判るんですけどね…あの展開では置き場がない!の世界観と空気は壊れてしまいますよね(^^;;
これって健速作品では良くある事だけど、例として「遥かに仰ぎ 麗しの」の主人公も周りにいる生徒を助けようと奔走していたけどアレより酷かったわね。もう手の届かない人まで手を伸ばしていた上に、助けるのは友達のヤルセナイザーというのではねぇ…。

どうも健速って主人公をスーパーマンにする傾向が強いんだけど、今回の置き場がない!では大失敗だったわね(−− 特にメインヒロインのシャノンでは完全に他のシナリオとのバランスが崩れてしまっているんだから…。

青葉

茉理
で、トータルするとかなり辛口の評価になってしまうんですね…。
まあ最後にシャノンシナリオをプレイしたからね…これが逆ならもう少し良くなっていたとは思うけどね。出来れば全編ドタバタギャグとして作って欲しかったけど健速というライターの資質がそれを許さなかったんでしょうね。
青葉

茉理
なかなか難しい作品だったという事でしょうか…。






シナリオ

 ライターが健速さんという事で期待していましたが、良くも悪くもライターとしての特性がかなり出ていた作品と言えるでしょう。元々シリアスな設定やシナリオ重視の作品が得意な人だと思っていたのでギャグ作品をどんな風に作るのか気になっていましたが、途中までは上手く出来ていた気がします。ただ、共通シナリオ以外ではそれが少なく普通のないようになってしまったのは残念。しかもシャノンシナリオは完璧にシリアスにしてしまって少なくてもギャグを期待していた人を裏切ってしまったのは事実でしょう。やっぱりライターの特性に合わせた作品を作るべきではないかと感じてしまいましたね。

 その上で気になってしまったのはシャノンシナリオにおける主人公の性格があまりに身勝手だったことでしょうか。健速さんの作品は幾つもプレイしましたが、今回の天ノ川 星至はその中でも最も受け入れにくい主人公でしたね。滅多に怒らないキャラでしたけど、その分、何を考えているのか判らずかなり気持ち悪いと感じてしまいました…しかも友達を大事にすると主張していてもギリギリまで売ろうとする姿勢も個人的には駄目でした。本当にどうしてこんなキャラになってしまったんでしょうね…。


原画・CG

 あかべぇそふとつぅの看板絵師の有葉さんが担当。今回特に感心したのは立ち絵の豊富さ。これだけバリエーションが多いと楽しめましたね〜。顔の表情も多く見ていて飽きなかった点も良かったと思います。イベントCGもかなり多く、ロボデザインにしてもメカメカしていなかったのも雰囲気には合っていたと思いますよ。

 Hシーンに関しては1人につき2シーンと少なめでしたが尺が長さでカバーしている感じ。でも、最近の作品にしては少なく物足りなく思ってしまいますねぇ。


音楽・BGM

 置き場がない!で最も力を入れていたと言っても過言でないのが楽曲でしょう。OPはあの福山芳樹さんが歌う「獣になれ!」でしたがこれは熱い曲でしたねw これは文句なく良い曲だったと思うんですが、個人的に首を傾げてしまったのがBarbarian On The Grooveカヒーナさんが歌っている「ヤルセナイザー音頭」でしょうか・・・本ペでは一行に使われておらず、どこで聴けるのかと思っていたら「えっ、ここで?」と言うところで聴いてしまって脱力。なんだか凄い無駄な使い方をしていて本気で勿体ないなと思ってしまったよ。内容も某映画のパクリだし、だったら本編で使えるようにして欲しいのが本音です。


システム・操作性

 私はウイルスソフトにノートン2010を利用していますが、どうも導入されているアクティベーションをウイルスと感知して削除してしまう為に起動出来ない症状が出ていました。そのせいでいちいちソフトを止めてから起動していましたけどOHPではその点は一切触れられていない点は不満でした。こういうご時世ではアクティベーションは仕方ないとは思いますが、何かしらサポートで注意書きをしてくれていたら良かったとは思います。


オススメ度

 まずギャグ作品と思っていると足下をすくわれますね。しかも一番人気のシャノンシナリオがギャグが無くシリアス一辺倒なので要注意。そのシリアス展開も最後はご都合主義で個人的にはやっちまった感しかなかったのでお勧め出来ないんですよねぇ…少なくても主人公に嫌悪感がしたら要注意! あまりの我が侭っぷりにドン引き確定ですので。

 むしろシャノン以外の3人のシナリオが私好みでしたね。少なくても当初の逆路線は残っていますので。


My Favorite's

 個人的には栗林 鳩子先生をお薦めしたいですね。

 当初はそのキンキン声で苛ついていましたが途中からどんどん可愛くなっていって、恋人関係になってからよもやの妹キャラになったのは笑ってしまいましたよw しかもHの時はSMシチュもあり意表を突く展開が多かったですね。でもシナリオは4人の中では最も最初期待していたドタバタ展開で面白かったです。




2010年06月28日 草薙静流




戻る