プリンセスラバー!
メーカー 原画 シナリオ
Ricotta こもりけい 尾之上咲太




総合点数 オススメ シナリオ CG BGM システム
125 65 5 20 15 20






一般人の発想力欠如と限界

 青葉と〜
青葉

茉理
 末莉の〜

茉理
  イケてない
 エロゲーレビュー〜♪

青葉

茉理
はいはい〜、それでは今回レビューする作品ですが、今年デビューしたブランドRicottaさんの「プリンセスラバー!」を取り上げさせて頂きました〜♪
買った当日にプレイしたのに直ぐに放置していた作品ね(−−
青葉

茉理
いや、そんな裏事情は言わなくても・・・・・・(^^;; まあ発売したから間が開いていますからバレバレですがw
で、そんな放置プレイしていた作品だけど色々と期待を裏切る作品だったわね、良くも悪くも色んな意味で、ね・・・・・・。
青葉

茉理
な、なんか先行きが不安なご意見ですけど詳細を聞きたいと思うのですが、実際には青葉おねーさん的にはどの辺が期待を裏切ったのですか?
まず凄かったのがHシーンよね。なんと言っても。
青葉

茉理
絵的な部分では不安は無いんですが予想以上に良かったのですね、Hシーンが(^^;;
いや、凄いなんてモノじゃなかったわね。
初めてHシーンに突入した時に思ったのがアトリエかぐやも真っ青な濃さだった事ね。

一瞬作品間違えたかと思ったわよ(−−

青葉

茉理
1人のヒロインさんに対して6〜7回のHシーンがあるのは回数的にも多いんですが、何よりも内容的にも凄いですね・・・・・・た、確かにこれは作品を間違えてしまっても無理のない濃いHシーンが多いのでコメントに困りますねw
どういう訳かどのヒロインにも放尿シーンはあるわ、キャラによっては孕ませ状態でもHシーンもあるというのは普通の萌えゲー的な作品ではあり得ないわ(−−
青葉

茉理
少なくてもプリンセスラバー!をエロ重視の作品だと思う人は少ないですよね?
私も体験版のはんいではとてもそうは思いませんでしたし・・・・・・。
まあ、ここまでは好意的な裏切る結果だったけど、これ以降は悪意に満ちあふれた意味での期待を裏切る内容を語っていくわよ(−−
青葉

茉理
そんな前振りは要りませんからっ!(;´Д`)  
さっきも小娘が語っていたように萌えゲーと思っていたらエロ重視作品になっていたという部分よね。ぶっちゃけシナリオは相当酷いわね。
青葉

茉理
本当にぶっちゃけてますね('A`)
コレも捉え方次第なのよねぇ〜。エロ重視の作品と考えればまずまずの出来だと思うし、シナリオ重視として考えると余りにも酷い内容だし・・・・・・奇しくも小娘が言ったように体験版を遊んでいるととてもじゃないけどエロ重視の作品とは思えないわよ、実際のシナリオを考えてもね。
青葉

茉理
私も言い方としては好きではないですがワンパターンというのが一番しっくり来るぐらいに展開が殆ど一緒でしたから(^^;;
いやはや流石の私でも全キャラプレイしていてウンザリさせられたわね(−− こんな作品はここ最近ではご無沙汰なくらいに前時代的なシナリオだったわよ。ついでに言えばとにかく主人公の性格が好きになれなかったわ・・・・・・冒頭では「両親の意志を継ぐ」とか大層な台詞を言っていたけど実際はものの見事に期待を裏切ってくれる結果になってくれて嬉しいわ。コレで遠慮無く叩けるし。
青葉

茉理
う〜ん、いきなり庶民から日本で屈指の富豪の跡取りになったにしても何時までも垢抜けなかったですしね(^^;;
まあ判りやすく言ってしまえばシナリオライターの発想力の貧弱さと古臭さはちょっとしたモノだったわね(−− 

お金持ちと言えば貴族とかお姫様を持ち出せばオーケーという70年代の少女マンガのファンかと思う設定も大概だったけど、両親の意志を継ぐとか偉そうに言う人間が些細な事で躓いているのも失笑モノ、何よりもシナリオによっては自分の力ではなく親の七光りに頼っていて思いっきり萎えたわね・・・・・・ある意味、最初からエロ作品として売っていれば文句を言わなくても良いけど最後には跡継ぎなんてクソ食らえ的な投げやり感が全てのシナリオで堪能できるというのは・・・・・・。

青葉

茉理
私も不満を挙げますと、OHPで語られていた祖父の一心さんのぎごちない部分という言い方からも確執みたいなものがあるかと思っていたのに全然触れられなかったのも残念と言うしかないですね・・・・・・というよりもこんな書き方をしない方が余程良かったです。最初から期待しなくて済みますし。
要約すれば最初からエロ重視作品と名乗れば良かったのよねぇ〜。
シナリオにしても跡継ぎ云々なんて回りくどい事せずに「花嫁を捜してモノにしろ!」とか言った方がユーザーに判りやすいし合っていたわよ。絵はかなり綺麗な部類だから文句なんて出ないでしょう。

青葉

茉理
結果としてはシナリオを取るのかエロを取るのかハッキリしなくて損をした感じの作品になったのは惜しかったと思いますね。
何事も中途半端が一番駄目だという事でしょう。それがエロゲであってもね(−−
青葉






シナリオ

 とにかくシナリオには色々と言いたい事がありますが3つに纏めると、まず1つ目がシナリオがとにかく単調だという事でしょう。

 新しい生活になじめない主人公をヒロインが手助け

 社交部の聖華に難関を突きつけられる
  ↓
 解決(というか聖華が折れる場合が多い)
  ↓
 ヒロインと恋人になる
  ↓
 いきなりHシーンに突入
  ↓
 恋人関係になる
  ↓
 数回エッチすると放尿シーンが拝める
  ↓
 ヒロインと恋人になった事が祖父にバレる。
  ↓
 反対される
  ↓
 何かしらの理由で別離
  ↓
 何だかんだで結ばれてハッピーエンド



 よもや全編がこのパターンになっていたのは辟易。ついでに言えばシナリオだけでなくHシーンもワンパターン化していたせいかキャラクターの区別が付きにくかったですねぇ〜。キャラデザが違うだけでHシーンの大半が主人公が攻めるだけですしキャラの正確が反映されている部分は少なかったのは残念と言うしかないですね。
 あとエンディングでは全てのキャラクターが妊娠しているのもなぁ・・・・・・子供=幸せになるというパターンも今時どうなの?って感じです。

 2つ目はとにかく設定の描写不足でしょう。というか今ひとつ私が楽しめなかった理由としてはコレが大きかったですね。何というか、『金持ち』とか『セレブ』のイメージが古くさくて一体何年前の少女マンガの設定ですか?と問いたくなる場面が多々ありましたねw お金持ちは毎夜ドレスやタキシードを着てパーティーに出ているって・・・・・・こんな設定は今まで見た事ないですよw ライターである尾之上咲太さんの金持ち像って何か一般庶民がイメージするような代物をわざわざエロゲで再現したかのようで失笑を通り越して爆笑してしまいましたよ、あまりに下らなくてね。それ以外にも金持ちばかり通う学校でバレンタインデーで机の中にチョコレートをしまうお嬢様がいるのか? とにかくセンスが凄すぎて語りきれませんでした。
 尾之上咲太さんに限らず、各メディアで活躍されている作家さんがイメージする金持ち像は多種多様で実に面白いです。それを見る度に作家さんの育った環境とか影響されているモノが如実に反映されているので興味があれば見比べてみると大変楽しめますよ? 尾之上咲太さんのお姫様のイメージが馬車に乗って学校に登校するという時点で腹を抱えて笑ってしまいました。だからギャグやエロ重視作品なら問題ないのに真面目にやると違和感しか感じないんですよ〜。

 最後は主人公と祖父である一心との関係。設定からして矛盾に満ちあふれた2人には呆れてしまいました。
体験版をプレイすれば「ああ、まるで『美○んぼ』みたいな関係なんだろうな」とか思いますが実情は大きく違いましたね。主人公は序盤で両親の意志を継ぐという殊勝なキャラと思っていたのが単なる萌えゲーの主人公だったのはガッカリ・・・・・・中盤以降は困ってしまえば家の力か他人頼りで自分では何も出来ない無能力者に墜ちてしまったのはねぇ。良かったところはHシーンでは豹変したかの如く積極的にヒロインに対して接していた事ぐらいで終始パッとしませんでした。
 そして一心にしても途中からトーンダウンして個人的には残念なキャラになりました。悪役なら悪役で徹してくれればまだ良いのに中途半端なキャラでしたね。特に聖華シナリオではとても日本屈指の金持ちの風情は消え失せてみみっちいチンピラの親玉という印象しかなかったです。しかも聖華との険悪な関係もちゃんと説明されず主人公の簡略された感想だけというのは・・・・・・それ以外にも主人公に対する感情や亡くなった主人公の両親との事も解決せず全てを放り出しているシナリオは褒められてものではなかったですね。


原画・CG

 プリンセスラバー!の9割方の価値はコレにあるといっても良いでしょう。特にHシーンに関しては今年プレイした作品ではダントツといっても過言ではないですね。質と量に関してはもはや屈しといっても言いクオリティーを誇っているので実用性抜群な上にCGが完璧なまでの美しさ! 「シナリオとの比重を間違えたんでは?」という皮肉すら言いたくなる豪華絢爛なCGは溜息が出そうですね。しかし、Hシーンでやたらと放尿に拘っていたのはメーカーの趣味なんでしょうか? 好きだから良いんですが孕ませHシーンといい、やや特殊なプレイまであって人を選びそうではありますがある意味ではエロゲらしい作品と言えるでしょう。

 ただ難点を挙げると、これだけ美しいCGに力を注いでいるのに作中の季節感が全くなかったのは頂けない。秋なら紅葉とか、冬なら雪景色ぐらいは背景が描けると思うんですが・・・・・・何時まで経っても緑が生い茂る景色ばかり眺めていて飽きましたよ。勿論、舞台が沖縄とかなら仕方ありませんが、そうでないなら単なる手抜きでしょう。コレのお陰で25点はあげられなくなりました。


オススメ度

 これはかぐやさんに匹敵するエロ重視作品です。これは間違えてはいけません。
もし、シナリオ重視を期待するならば絶対に回避するのをお勧めいたします。そうでないと不幸な目に遭う事請け合いです。逆にエロ重視ならかなり満足するでしょう。おしっこの匂うエロシーンが好きな紳士ならばw
 私からはこれ以上言えませんね。


My Favorite's

 シルヴィことシルヴィア=ファンホッセンを。というか、ファンホッセンファミリーが作中で救いでしたね。

 全体を見ても最も整合性と納得の出来るオチになっていたのがシルヴィシナリオでした。容姿こそ某騎士王でしたけど(終始剣も持っていたし)、当初の堅苦しい性格が恋仲になった後はすっかり主人公にぞっこんだったのは萌えました。
 そして妹のマリアは作中最大の萌えキャラでしたね(何 彼女が居ると居ないとでは雰囲気が全く変わっていたでしょう。そして父親のヴィンセントもおちゃらけた性格でしたがコンドームネタなどで場を盛り上げてくれて味がありましたね。惜しむならこの2人は他のシナリオでは殆ど出番がなかった事ですか・・・・・・というよりも他のシナリオがあまりにアレすぎた感じですけど。




2008年12月15日 草薙静流




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